くじら家の
こだわり

日本伝統の鯨食

くじら家は「海から食卓までくじらを届ける」伝統の捕鯨基地和浦にある、外房捕鯨株式会社直営店です。
鯨は戦後の日本社会に豊富なタンパク質を含む貴重な食料として大量に流通し、
1950年代には日本人の摂取する動物性タンパク質の50%以上を占めた時期がありました。
一方で沿岸の漁村社会においては、江戸期から伝わる伝統的な食べ方が現在でも根付いています。

つ印くじら家

長年愛される鯨食

かつて日本全国で大量に流通していた「鯨ベーコン」は日本円の価値が相対的に低く、鯨肉が最も安い肉であった時代に、「豚のベーコンのようなものを、価格の安い鯨で製造出来ないか」という発想で製造されたものです。
一方で「鯨のベーコン」の原料である「畝須」と呼ばれる部位は、長崎県では江戸期より「末広」と呼ばれ、めでたい日にはなくてはならない食材として現在でも広く食べられています。

鯨肉をより美味しく

平成の世になって商業捕鯨(鯨を対象とした普通の漁業)が停止されて供給量は極端に減少したことに加え、日本円の対ドル為替相場の上昇したこともあり、鯨はすっかり「高価な肉」となってしまいました。
高ければ、なかなかお客様は買ってくれない。安く売ろうと努力しても、とても鶏肉や豚肉にはかなわない。
そこで「鯨肉をおいしく食べる方法」を追求していこう。鯨の解体をしたり、加工する作業をしていく中で、お客様が「美味しいねえ」と言ってくれるようなものを提供していこう。外房捕鯨(株)はそんな考え方で仕事を進めています。

くじら家

くじら家の今

「くじら家」は、外房捕鯨(株)が鯨を獲る現場、解体する現場、美味しく加工する現場、加工した鯨肉をお客様に提供する場です。
そんな現場の息吹が「美味しい食べ物」としてお客様に伝えられるお店にしたいと考えています。
まだまだ力が足りませんが、お客様から叱咤激励をいただきながら、社員一同全力を持って取り組んで参ります。